今宵別れて
昭和22年 作詞 高橋掬太郎 作曲 塚越 亨 編曲 夏目魯人
今宵別れて いつの日逢える
名残つきない 峠の小道
せめて笑顔で 送ろとすれば
なぜか夜空に 鳥が啼く

秘めておきましょ 二つの胸に
夢も希望も また思い出も
明日はどこやら 幾山越えて
流れ行く雲 ただ遠い

君は旅行く 身は故郷に
はなればなれの はかない縁
泣いて涙の 果てないときは
ともに呼びましょ あの星を




音楽雑誌「歌謡春秋」の応募作品です。
昭和23年3月、「今宵別れて」は江口夜詩が曲付けをして、小畑実の歌唱でテイチクレコードから発売されました。 テイチク時代の小畑実のヒットは「虹の都」以外は知られていませんので、この曲はヒットしていない?