雨の浦賀
昭和21年 作詞 大高ひさを 作曲 長瀬貞夫 編曲 夏目魯人
雨の浦賀に たどりつき
踏めば冷たい 祖国の土よ
恋も命も 青春も
捨てて門出を した俺に

帰る故郷も 家も無く
ひとり佇む 港の空にゃ
雨も今宵は 泣いている
男心を しみじみと

悪い夢だと 諦めて
生きてゆくのさ 男じゃないか
熱い涙の その裏にゃ
明日を夢見て 俺はゆく




田端義夫の曲でお馴染みの作詞家大高ひさをが主催するを音楽雑誌「歌謡春秋」の一般公募入選作品です。
作曲者長瀬貞夫氏は後にプロ作曲家になり「松山恵子」の曲など幾曲かレコーディングされていますが、すでに故人になられています。